童話作家 安房直子さんが遺した景色

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花吹雪の午後、お出掛けください。『花びらづくし』


『山の童話 風のローラースケート』より
『花びらづくし』


☆あらすじ☆

あれは、去年の四月…、ちょうど桜がちらほら咲き始めた頃に
さくら屋からの招待状が来ました。

招待状は、薄桃色の和紙のはがきで、文字は墨でこう書かれていました。

「さくら屋にご招待します。花ふぶきの午後、おでかけください。
お金は、百円お持ちください。ぜんぶ、五円玉で、お願いいたします」

私は嬉しくて嬉しくて、そのはがきを抱いてしまいました。

それからというもの、何をしていても上の空、茶店の仕事も失敗続きで、
もう仕事になりませんでした。

そして、とうとう花吹雪の頃になりました。


sssffff



自粛要請の今年のお花見。
それでも、桜は今年も変わらず、綺麗な花を魅せてくれています。

思えば、私のお花見はいつも運転しながら眺めるばかりなので、
今年も例年どおりの「車中からの桜」を楽しみました。

今年は桜が咲いている期間がいつもより長く感じました。
開花し始めて満開になり、あっという間に散ってしまうのかと思いきや
先週の季節外れの雪にも耐えて、徐々に散り始めているという感じがします。

昨日は暖かくて爽やかな風が吹いていました。
車の窓を開けて運転していたら、桜並木でみごとな桜吹雪に遭遇。
花ふぶきの中に車が吸い込まれそうな感覚になりました。

そして、車の中にも桜の花びらが舞い込んできました。
花びらを手にとって眺めていると、なんだかやっぱり今年は特別な桜のような、
今年も桜が見られて良かったな…なんて思ってしまいます。

頑張って枝にしがみついて魅せてくれていた桜、もう葉桜の季節です。






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[ 2020/04/05 00:00 ] お話「は行」 | TB(-) | CM(0)
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