童話作家 安房直子さんが遺した景色

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きつねの親子とお客様『きつねのゆうしょくかい』


『きつねのゆうしょくかい』


☆あらすじ☆

「ねえ、お父ちゃん。今度うちへお客を連れてきてちょうだい。
夕食会をしたいの。」

ある朝、きつねの女の子はお父さんきつねにいそいそと話しかけました。

「せっかくのあれ、使わなくちゃ…」
きつねの女の子は、戸棚に並んだ六つのコーヒーカップを指さしました。
それは娘にせがまれて、お父さんきつねがやっと手に入れてきたものでした。

お父さんきつねはお客なんてバカげたことだと思いました。
第一、ごちそうが倍だけ減るのです。

「人間のお客を呼んでみたいと、ずっと前から思ってたの」

まるで、初めからそれだけ考えていたように、娘のきつねはきっぱりと言いました。



shosho



夕食会だなんて、どんな料理が出るのか興味がありましたが、
メニューを見ただけでも美味しそうな料理が並んでいました。
最後には焼きリンゴとお茶も出るとか。

お父さんと娘だけの暮らし。
女の子は友達が欲しかったのかもしれません。
お客さまを招いて楽しい時間を過ごしたかったのでしょう。
それも、人間のお客さまを。

はたして、お父さんは人間のお客さまを連れてくることが出来たのでしょうか。

お父さんの娘を思う気持ちと行動がなんだか笑ってしまいました。
お互いのいろんな勘違いも手伝って、なんとかテーブルに揃った六人。
ずっと前からの知り合いのように話が弾んで、楽しい時間を過ごせたようです。

このラスト、私は好きな流れです。
ビックリして、クスッて笑って、これで良かったのかもね~って思って。

父娘、お客さま、それぞれのやりとりが面白くて、楽しいお話でした。


koko



*今日は平成最後の日。色々あったけれど、ありがとうございました。






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[ 2019/04/30 00:00 ] お話「か行」 | TB(-) | CM(0)
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Author:すきっぷ
安房直子さん作品に恋した「すきっぷ」です。

*安房直子さんご本人や関係各所とは一切関係ありません。


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