童話作家 安房直子さんが遺した景色

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真夜中の列車の女の子たち『サリーさんの手』


『サリーさんの手』

☆あらすじ☆

上京したばかりのれい子は、線路沿いの部屋を借りました。

北向きで日当たりが悪く、電車の振動や騒音も気になりましたが
お金が貯まるまでの我慢だと借りることにしました。

れい子は人形を作っている工場に勤めています。
サリーさんという金髪で青い目をした布の人形です。

サリーさんの手だけを作るのがれい子の仕事です。
手の形に断たれた布をミシンで縫うだけの日々。
いつの間にか人形の手を作っていることすら忘れるようになりました。
こんなふうに大量生産で作られる人形はただの商品でしかないのだと
思うようにもなっていきました。

そんなころ、真夜中にも電車が通ることに気づくのです。
それは午前三時に走ってくるオレンジ色の客車でした。


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1月5日は、安房直子さんのお誕生日でした。
毎年、この日によせて何か記したいと思っていましたが、
何故か実際には何も書けず、ただ安房さんの作品を静かに読み過ごす日でした。

今年も5日は静かに物語を読んで終わったのですが、
急に思い立ったので書く事にしました。

初めて安房さんの本を買ったのが『きつねの窓』という
ポプラ社から出ていた作品集でした。
その10作品の中に『サリーさんの手』が収録されていました。

初めて自分のものとして手にした安房さんの本。
何度も読み返す中でとても印象に残った物語でした。
うまく言葉に出来ないのがもどかしいのですが、
なぜだか気になって『サリーさんの手』ばかりを読み返したりしていました。

のちに、安房さんは人形がお好きだったということを知るのですが、
物語の最後三行に人形に対しての思いが溢れ出しているように感じました。


2017年が始まりました。
昨年中はご訪問いただきありがとうございました。
そして、つたない文章をお読みいただきありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。





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[ 2017/01/07 00:00 ] お話「さ行」 | TB(-) | CM(0)
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Author:すきっぷ
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