童話作家 安房直子さんが遺した景色

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ゆきひら鍋がこしらえてくれた優しくて懐かしい味『ゆきひらの話』


『ゆきひらの話』


☆あらすじ☆

小さくて古い一軒家におばあさんが一人で住んでいました。
おばあさんは長いこと熱がひかず、頭も痛くて寝込んでいました。
「こんなときに、だれかがいてくれたら…」
すると、台所の方でコトコト音がしました。
誰かきたのかしら?

「ぼく、ゆきひらです。」

そう言っておばあさんの目の前に現れたのは、
おばあさんが子供だった頃、お母さんがいろんな料理を作るのに
好んで使っていたゆきひら鍋でした。
戸棚の奥に仕舞い忘れられていた懐かしいお鍋だったのです。

お粥や熱いスープよりも冷たいものが食べたいと言うおばあさんに
「りんごの甘煮をつくりましょう。冷たくしてご馳走しましょう」
と言ってくれるのです。


ringo.jpg




一人で病に耐えていたおばあさんに、今は亡きお母さんがくれた
優しくて素敵な魔法のように思える物語でした。

私が子供の頃は毎年のように風邪をひいて寝込んでいました。
その度に母がつきっきりで看病をしてくれて、
家族がアイスやプリンを買ってきてくれたりしました。

病気になるとなんだか言い知れない不安が襲ってきて
いつも以上に甘えたり優しくされたくなります。
そして、家族は言わなくても優しくしてくれるんですよね。
子供の頃は、知らず知らずのうちに守られていたんだなって
今更ながらに有り難く思い出します。




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[ 2015/03/07 00:00 ] お話「や行」 | TB(-) | CM(0)
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Author:すきっぷ
安房直子さん作品に恋した「すきっぷ」です。

*安房直子さんご本人や関係各所とは一切関係ありません。


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