童話作家 安房直子さんが遺した景色

安房直子さんの作品を紹介しています。
童話作家 安房直子さんが遺した景色 TOP  >  2014年01月

いつかは必ず辿るときが…『ひめねずみとガラスのストーブ』


『ひめねずみとガラスのストーブ』


☆あらすじ☆

風の子なのにとっても寒がりなフーは、
ガラスが張り巡らされたストーブを買いました。

柔らかなみかん色の暖かさにいねむりをはじめると、
小さなひめねずみもやってきました。

一人ぼっちのフーとひめねずみは大切な友だちになったのです。

そんなある日、日の暮れない国から来たという女の子と出会うのですが…。


暖かい火.jpg



子供のころの抑えきれない好奇心と無邪気な行動は
かけがえのない想い出ですね。

思いがけず時間はあっという間に過ぎ去って、
いつの間にか大人になっていく過程には
たくさんの楽しさや淋しさがあるのかもしれません。

優しくて暖かい空間に守られていた時を懐かしむ想いと、
大人になったとき心の奥のどこかに置き忘れてしまった感情を
思い起こさせるような物語だと思います。



成人の日

今日は3連休の最終日、そして成人の日ですね。

成人を迎えられた皆さん、おめでとうございます。

自分の成人式はもう随分前のことで忘れかけていますが(笑)

確かあの頃は1月15日が成人の日で、
その日一日だけ休みで次の日は仕事でした。

それからハッピーマンデーで一月の第二月曜日に変わったんですよね。

もうその頃には成人式の思い出も薄れてきて、
私にはただの連休でしかなくなってしまいました。

でも、今年の成人の日は色々思うことがあるのです。

来年、4人いる甥っ子の一番上の子が成人式を迎えます。

今では一年に一度会えるかどうかという状況なのですが、
今よりは頻繁に会えていた幼い頃の印象が強いため、
あんなに小さかった子がもう成人するのかと思うと
感慨深い思いにかられます。

大人になるまでのこれからの日々を大切に、
そして、思い切り楽しんで欲しいと願わずにはいられません。

自分のときはどうだったかと振り返ってみると、
早く大人になりたかったですね。

自分でお金を稼いで好きに使いたかった。

親に頼らずに生活していきたいと思ったし、
成人して大人になることが自由になることだと思っていました。

なんだか尾崎豊さんの歌みたいですけど。

でも、成人してからの事を振り返ると、
自分の思うようになることばかりじゃなくて、
むしろ大人のほうが不自由だったり、
大人=自由じゃないぞと思うことが多くて、
未だに大人になるってホントのところどういうことか分からずに
迷うことだらけだな~と思ったりしています。

いつかは必ず通る道なのだから、
今を存分に楽しんで欲しいと、
ゆっくり大人になればいいんだよという思いです。



関連記事
[ 2014/01/13 00:00 ] お話「は行」 | TB(-) | CM(0)

ある寒い日、不思議な石けりの輪を見つけたら…『初雪のふる日』


『初雪のふる日』


☆あらすじ☆

ある秋のおわりの寒い日、
どこまでも続く石蹴りの輪を見つけた女の子。

輪の中に飛び込んで石蹴りを始めると、
いつしか雪が降り始めました。

もう随分遠くまできてしまったようです。

雪も激しくなってきたので、
「もう帰ろうかな。」とつぶやいたとき、
たくさんの白うさぎが石蹴りをしながら
うしろから続いて来ていることに気づくのです。

そして、女の子は初雪のふる日にやってくる
白いうさぎの群れに巻き込まれてしまったのです。


雪うさぎ.jpg



明けましておめでとうございます。

もうすっかり寒い冬ですね。

皆さんの地域はもう雪は降りましたか?

私の住む地域はこの年末年始とても良い天気でした。

今日も風は冷たいのにきれいな青空です。

今シーズン、私の住む地域はまだ雪が降っていないんです。

年末に雪やみぞれの予報が出たことはあったのですが、
ただの雨に終わりまして、それっきりです。

雪が降ると通勤の心配で頭がいっぱいになってしまう私にとっては
雪が降らないのは嬉しいことこの上ないのですが、
やっぱりこの時期には子供の頃の雪遊びを思い出してしまいます。

私が子供の頃はもう冬休み前には積もるほどの雪が降って、
寒くても楽しくてずっと外で雪だるまを作ったりしていました。

雪だるま.jpg

いつだったか、まだ小学校に上がる前、
家の庭で一人雪で遊んでいた事がありました。

何をしていたのか…やっぱり雪だるまでも作っていたのかな…

長い時間外にいるので母やきょうだいが心配して、
家に入るように言いに来てもいうことを聞かずにずっと一人で外で遊んでいました。

次の日、朝起きようとしたら頭が重くて起き上がれない。

私は高熱を出して風邪をひいてしまったんです(笑)

思い出したら、笑ってしまいました。

私は子供の頃から頑固だったなって。

変なところで頑固だから、親きょうだいの話を聞かずに失敗してきて、
あ~子供の頃から変わんないなって、自分のことながら笑ってしまいました。



関連記事
[ 2014/01/04 00:00 ] お話「は行」 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

青と緑璃

Author:青と緑璃
安房直子さん作品に恋した「すきっぷ」改め「青と緑璃」です。


*安房直子さんご本人や関係各所とは一切関係ありません。


はじめに



良かったらポチッと押してください↓

ブログランキング・にほんブログ村へ

タグ