童話作家 安房直子さんが遺した景色

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花吹雪の午後、お出掛けください。『花びらづくし』


『山の童話 風のローラースケート』より
『花びらづくし』


☆あらすじ☆

あれは、去年の四月…、ちょうど桜がちらほら咲き始めた頃に
さくら屋からの招待状が来ました。

招待状は、薄桃色の和紙のはがきで、文字は墨でこう書かれていました。

「さくら屋にご招待します。花ふぶきの午後、おでかけください。
お金は、百円お持ちください。ぜんぶ、五円玉で、お願いいたします」

私は嬉しくて嬉しくて、そのはがきを抱いてしまいました。

それからというもの、何をしていても上の空、茶店の仕事も失敗続きで、
もう仕事になりませんでした。

そして、とうとう花吹雪の頃になりました。


sssffff



自粛要請の今年のお花見。
それでも、桜は今年も変わらず、綺麗な花を魅せてくれています。

思えば、私のお花見はいつも運転しながら眺めるばかりなので、
今年も例年どおりの「車中からの桜」を楽しみました。

今年は桜が咲いている期間がいつもより長く感じました。
開花し始めて満開になり、あっという間に散ってしまうのかと思いきや
先週の季節外れの雪にも耐えて、徐々に散り始めているという感じがします。

昨日は暖かくて爽やかな風が吹いていました。
車の窓を開けて運転していたら、桜並木でみごとな桜吹雪に遭遇。
花ふぶきの中に車が吸い込まれそうな感覚になりました。

そして、車の中にも桜の花びらが舞い込んできました。
花びらを手にとって眺めていると、なんだかやっぱり今年は特別な桜のような、
今年も桜が見られて良かったな…なんて思ってしまいます。

頑張って枝にしがみついて魅せてくれていた桜、もう葉桜の季節です。






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☆あらすじ☆

山の茶屋のご主人、茂平さんがあることを思いつきました。
「ベーコンをつくってみよう」
それからおかみさんは肉の支度をし、茂平さんは炉を作り落ち葉を集め、
お肉を燻し始めました。
すると、林の中から声がしました。
「何をつくっているんです?」
それは美味しいにおいに誘われて来たいたちでした。

ベーコンが出来上がったら、ひと口分けてあげる約束をしていると、
いつの間にか、反対側にももう一匹いたちがいたのです。

ベーコンをつくっているところをいたちに見られてしまった茂平さんは、
急に気持ちが落ち着かなくなってきました。

二匹のいたちが左右から、身動き一つしないで
自分の仕事をじっと見つめているのです。

嫌な予感がします…


itachi.jpg




茂平さんといたちのやり取りがなんだか微笑ましく感じられました。

ずる賢いいたちに茂平さん優しすぎるような気がしますけどね。

そして、ベーコンを作る過程や食べる場面は
本当に美味しそうで、私も食べたくなってしまいました。


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すきっぷ

Author:すきっぷ
安房直子さん作品に恋した「すきっぷ」です。


*安房直子さんご本人や関係各所とは一切関係ありません。


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