童話作家 安房直子さんが遺した景色

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亡き娘を想うおやじさんのおでん屋台『雪窓』


『雪窓』


☆あらすじ☆

山のふもとに、おでんの屋台がでました。

お店の名前は『雪窓』。

愛想のいいおやじさんと助手のたぬきで切り盛りしている屋台です。

ある晩のこと、若い娘のお客がきました。

十年も前に死んでしまった娘の美代にどことなく似ています。

生きていればこのくらいの年格好でしょう。

そして、娘が越えてきたという峠の向こうは、
美代に関わりがある場所だったのです。

おやじさんは娘の忘れ物を届けようと
たぬきと一緒に屋台を引いて峠を越えることにしました。


山道.jpg


親の愛は、見返りを求めない無償の愛なのでしょうね。

そして、子供はその想いを当たり前と思わずに、
産み育ててくれた感謝を忘れてはいけないのだと思わされました。

父と娘が互いに思いやる気持ちが、優しく表されている作品だと思います。



父の誕生月

2月になりました。

今日は一日雪が降り続いています。

まだまだ止む気配はなく、横なぐりの大粒の雪が降っています。

雪.jpg

部屋の中から見る雪は綺麗なんですけれどね…。

立春とは名ばかりの2月は本当に苦手。

今日は外出の予定をキャンセルして部屋で過ごしました。

これから雪が止んだあとも路面の凍結には注意しないと
いけないですね。

月曜日まで雪の影響がありそうで憂鬱…。

みなさんも外出時には足元にお気をつけ下さいね。


そんな苦手な2月は他界した父の誕生月でもあります。

もう誕生日は過ぎましたがその日は懐かしく穏やかな気持ちで
父のことを思い出しました。

正直、父親も苦手だったな~(笑)

こんなふうに父の誕生日に父の事を思い出すのは、
父が他界してからです。

職人気質で気性が荒くて、いつも怒ってばかりの父を理解できず、
お酒を飲むと荒い気性は余計に酷くなるので、
ますます嫌いになっていきました。

亡くなる前、一年ほど脳梗塞で倒れて入院生活をしていた時、
はっきりしない意識の中で時折言っていたのは、
「何にも残してやれなくて悪かったな」と言う言葉でした。

そう言う時の父はいつも泣きそうな声と顔になりました。

父は家族を思いながら生きていたのだと気づいた時、
育ててもらっていることに感謝することなく生きて、
父を拒絶し、優しく出来なかったことを後悔しました。

きっと、私が表面的なことにしか目がいかなくて、
父のことを分かろうとしなかったのかもしれません。

家族とのコミュニケーションは下手だったけれど、
一所懸命に仕事をして家族を養ってくれていたこと、
不器用な父には家族のために頑張って働くことが
唯一の愛情表現だったのかなと今更にして思います。

幼い頃をよくよく思い返してみれば、
父の膝の上は私の特等席でしたし、
父に耳かきをしてもらいながら寝てしまうのは至福の時だったなと
懐かしく思い出しました。



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[ 2014/02/08 00:00 ] お話「や行」 | TB(-) | CM(0)
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Author:すきっぷ
安房直子さん作品に恋した「すきっぷ」です。


*安房直子さんご本人や関係各所とは一切関係ありません。


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