童話作家 安房直子さんが遺した景色

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いつかは必ず辿るときが…『ひめねずみとガラスのストーブ』


『ひめねずみとガラスのストーブ』


☆あらすじ☆

風の子なのにとっても寒がりなフーは、
ガラスが張り巡らされたストーブを買いました。

柔らかなみかん色の暖かさにいねむりをはじめると、
小さなひめねずみもやってきました。

一人ぼっちのフーとひめねずみは大切な友だちになったのです。

そんなある日、日の暮れない国から来たという女の子と出会うのですが…。


暖かい火.jpg



子供のころの抑えきれない好奇心と無邪気な行動は
かけがえのない想い出ですね。

思いがけず時間はあっという間に過ぎ去って、
いつの間にか大人になっていく過程には
たくさんの楽しさや淋しさがあるのかもしれません。

優しくて暖かい空間に守られていた時を懐かしむ想いと、
大人になったとき心の奥のどこかに置き忘れてしまった感情を
思い起こさせるような物語だと思います。



成人の日

今日は3連休の最終日、そして成人の日ですね。

成人を迎えられた皆さん、おめでとうございます。

自分の成人式はもう随分前のことで忘れかけていますが(笑)

確かあの頃は1月15日が成人の日で、
その日一日だけ休みで次の日は仕事でした。

それからハッピーマンデーで一月の第二月曜日に変わったんですよね。

もうその頃には成人式の思い出も薄れてきて、
私にはただの連休でしかなくなってしまいました。

でも、今年の成人の日は色々思うことがあるのです。

来年、4人いる甥っ子の一番上の子が成人式を迎えます。

今では一年に一度会えるかどうかという状況なのですが、
今よりは頻繁に会えていた幼い頃の印象が強いため、
あんなに小さかった子がもう成人するのかと思うと
感慨深い思いにかられます。

大人になるまでのこれからの日々を大切に、
そして、思い切り楽しんで欲しいと願わずにはいられません。

自分のときはどうだったかと振り返ってみると、
早く大人になりたかったですね。

自分でお金を稼いで好きに使いたかった。

親に頼らずに生活していきたいと思ったし、
成人して大人になることが自由になることだと思っていました。

なんだか尾崎豊さんの歌みたいですけど。

でも、成人してからの事を振り返ると、
自分の思うようになることばかりじゃなくて、
むしろ大人のほうが不自由だったり、
大人=自由じゃないぞと思うことが多くて、
未だに大人になるってホントのところどういうことか分からずに
迷うことだらけだな~と思ったりしています。

いつかは必ず通る道なのだから、
今を存分に楽しんで欲しいと、
ゆっくり大人になればいいんだよという思いです。



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[ 2014/01/13 00:00 ] お話「は行」 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

青と緑璃

Author:青と緑璃
安房直子さん作品に恋した「すきっぷ」改め「青と緑璃」です。


*安房直子さんご本人や関係各所とは一切関係ありません。


はじめに



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