童話作家 安房直子さんが遺した景色

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山の枯れ木たちとひなげしちゃん『しいちゃんと赤い毛糸』


『しいちゃんと赤い毛糸』


☆あらすじ☆

おばあさんは孫娘のしいちゃんのために赤の毛糸で
セーターと手袋と帽子を編んであげました。

セーターは模様編みになっていて、帽子にはボンボン、
手袋にはお花の刺繍がほどこされています。
しいちゃんはまるで自分がひなげしの花になったように嬉しくなって
おもてに飛び出していきました。

北風が吹く雪道を歩いて行くと「くださいな」と言う声が…。
それは、枯れ木の声だったのです。


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母の手編みのセーター

先週、今年初めての積もるほどの雪が降りました。
寒さや雪から解放されるのはまだまだ先になりそうです。
寒いのは本当に苦手です。
でも、私が子供の頃のほうがはるかに多く雪が降っていて
雪合戦をしたり雪だるまを作ったりしていました。

同時に思い出すのが、母が編んでくれたセーターやマフラー。
手編みや編み機でよく作ってくれました。
寒くなり始めると必ず家族の誰かのものを編んでいて、
母の編んでいる姿を見るのが好きでした。

母が作ってくれたものを当たり前のように着て、
気に入らなければ注文をつけたりして、
そんなわがままをいつも母は笑顔で聞いてくれていました。

私には母の器用さは全く受け継がれなかったのですが、
あの細い毛糸が編まれていつの間にかセーターやらマフラーや帽子に
出来上がっていくのが不思議でワクワクしながら見ていました。

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[ 2015/02/11 00:00 ] お話「さ行」 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

青と緑璃

Author:青と緑璃
安房直子さん作品に恋した「すきっぷ」改め「青と緑璃」です。


*安房直子さんご本人や関係各所とは一切関係ありません。


はじめに



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